2023.03.16
大学編入
大学編入コース・春期講習フィールドワーク【大阪地方裁判所】
大阪地方裁判所を見学してきました。
フィールドワーク活動で学校から外に飛び出し社会見学です。
４時間ほどで５つの公判を傍聴することができました。
特筆するべきことは２点あります。
第１に，否認事件を傍聴できたことです。多くの刑事弁護においては，起訴事実それ自体は認めて，量刑を軽くするよう争うのがオーソドックスで（たとえば，実刑でなく執行猶予や罰金刑にとどめるよう主張するなど），否認事件は比較的珍しいと言えます。
第２に，人定質問から弁護人の最終弁論までの一連のプロセスを傍聴することができ，しかも，その中で証人尋問が実施されたことです。証人に対しては，弁護人が主尋問として被告人に有利な証言を引き出し，検察官が反対尋問をして，さらに裁判官が非常に鋭い補充尋問をしていました（証言の信用性の程度について，被告人に必ずしも有利ではない心証を形成していたように推察されます。）。
公判と公判の隙間に，傍聴した公判について，私が学生から具体的な質問を受け，説明することもできました。
参加者は３人でしたが，充実したフィールドワークになったと思っています。
フィールドワーク活動で学校から外に飛び出し社会見学です。
４時間ほどで５つの公判を傍聴することができました。
特筆するべきことは２点あります。
第１に，否認事件を傍聴できたことです。多くの刑事弁護においては，起訴事実それ自体は認めて，量刑を軽くするよう争うのがオーソドックスで（たとえば，実刑でなく執行猶予や罰金刑にとどめるよう主張するなど），否認事件は比較的珍しいと言えます。
第２に，人定質問から弁護人の最終弁論までの一連のプロセスを傍聴することができ，しかも，その中で証人尋問が実施されたことです。証人に対しては，弁護人が主尋問として被告人に有利な証言を引き出し，検察官が反対尋問をして，さらに裁判官が非常に鋭い補充尋問をしていました（証言の信用性の程度について，被告人に必ずしも有利ではない心証を形成していたように推察されます。）。
公判と公判の隙間に，傍聴した公判について，私が学生から具体的な質問を受け，説明することもできました。
参加者は３人でしたが，充実したフィールドワークになったと思っています。
